鏡を見てほうれい線が目立ってきたと気づいた瞬間、落ち込みますよね。
ほうれい線があると、どうしても老けた印象になります。
ほうれい線の悩みを抱える人は、お肌のエイジングを実感する40代がもっとも多いですが、表情のクセや骨格、顔の構造、生活習慣によっては10代でもくっきりと目立つ人はいます。
ほうれい線が深くなる原因は「頬のたるみ」です。
頬のたるみはどうして起こるのでしょうか？
ほうれい線を消すのに効果的なマッサージ方法は？
ほうれい線ができやすい人、ない人にはどんな特徴があるの？
そして、ほうれい線を一瞬で消す方法はあるのかについても調査しました！
諦めるのはまだ早いです。
ほうれい線を薄くして、いつまでも若々しい顔をキープできたら、嬉しいですよね。
ぜひ、記事を読み進めてみてくださいね。
【ほうれい線の消し方】ほうれい線を消すマッサージ方法は？ためしてガッテンで紹介された方法はこちら！
ほうれい線を改善するためには、毎日のスキンケアと合わせてマッサージを取り入れるのがおすすめです。
ほうれい線に悩む人にとって画期的なマッサージ方法が、NHKの長寿番組「ためしてガッテン！（のちに『ガッテン！』に改名）」に2019年に放送されました。
「ためしてガッテン！」は2022年に最終回を迎えてしまったので、現在は動画などを見ることはできませんが、いまだに話題になるマッサージ法です。
ほうれい線のケアなのに、顔に触れない？
どういうことなのか見ていきましょう。
ほうれい線が悪化する理由のひとつとして、「リンパの流れが滞ること」があります。
「ためしてガッテン！」のリンパマッサージは肩甲骨や耳の後ろ、鎖骨などのリンパの流れをよくし、老廃物や水分を流すことでフェイスラインを整え、頬に脂肪がつきにくくします。
顔に直接触れてマッサージした方が、早く効果が出るのでは？と考える人もいるでしょう。
でも顔のリンパは200以上あり、正確にマッサージをすることは素人では難しいです。
また強すぎるマッサージで顔の靭帯「リガメント」を傷つけてしまうこともあります。
リガメントを伸ばしてしまったり、無理な刺激を加えることで、ほうれい線をますます悪化させる可能性があります。
「ためしてガッテン！」のリンパマッサージの手順は次のとおりです。
①鎖骨まわりをほぐす
リラックスした状態で両方の肩を後ろ側に引くように回します。
鎖骨上部のくぼみにリンパが集中していることを意識して、しっかり動かします。
②鎖骨部分をくるくるほぐす
鎖骨に指を当てて円を描くように3回さすります。
大切なのは鎖骨の皮膚をこするのではなく、一緒に動かすこと。
皮膚をこすると色素沈着を起こす恐れがあるため気をつけたいです。
③耳の下をさする
耳のすぐ下に指を当て、くるくると3回さすります。
④指で耳を挟み、そのまま鎖骨まで下ろす
人差し指と中指で耳を挟み、鎖骨まで下に向かってまで撫で下ろします。
⑤肩から鎖骨に向かってさする
⑥肩甲骨から鎖骨に向かって撫でる
鎖骨から肩甲骨まわりのリンパがほぐれると、体内のめぐりよくなり代謝が促進します。
頬のむくみが取れることで、ほうれい線が薄くなります。
こちらが「ためしてガッテン！」で紹介されたほうれい線マッサージをやる際に気をつけたいことです。
◯甲状腺、血圧、リンパ浮腫の問題がある人はやってはいけない
「ためしてガッテン！」のリンパマッサージでは甲状腺周辺を刺激します。
喉の下にある甲状腺はホルモンを分泌し、代謝機能を正常に保つための器官です。
そのため、甲状腺異常や血圧異常、リンパ浮腫がある方はガッテン流リンパマッサージを行うと症状や体調が悪化する恐れがあります。
◯皮膚を強くこすりすぎない◯筋肉をムリに引っ張り上げない
マッサージ中に皮膚をこすると色素沈着を起こすことがあります。
また皮膚を強く引っ張るとシワやたるみの原因になりますので、やさしいタッチでゆっくり刺激することが重要です。
マッサージクリームやオイルを使用すると、皮膚を摩擦から守ることができます。
◯筋肉をムリに引っ張り上げない
筋肉を強くほぐそうとしたり、ムリに引っ張ることも厳禁です。
強い力で筋肉を揉んだり引っ張ったりすると、筋肉内部が炎症を起こし、痛みを引き起こします。
ほうれい線のない人の特徴は？
ほうれい線のない人の特徴についても見ていきましょう。
ほうれい線は加齢や生活習慣、表情のクセなどの要因で、目立つ人と目立ちにくい人がいますが、骨格的でも違いがあります。
ほうれい線が目立たない人は、骨格的な特徴にプラスして、紫外線対策や保湿などのスキンケアの徹底、表情筋の動きが偏っていない、表情筋を意識的に鍛えているという傾向があります。
顔にも筋肉があります。
表情のハリ感の基礎になる筋肉量がしっかり保たれ、適切な筋肉量がある人はほうれい線も目立ちにくくなります。
ほうれい線ができやすい人の特徴は？習慣や骨格を調査！
ほうれい線ができやすい人の特徴は生活習慣と顔の骨格、脂肪のつき方の２つがあります。
生活習慣からくるほうれい線の原因は大きく分けて5つあります。
1.お肌のハリや弾力がない
2.表情筋が衰えている
3.歯並びが悪い
4.下を向くことが多い
5.片側でものを食べ、その方向がいつも一緒
それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。
1.お肌のハリや弾力がない
紫外線ケアや乾燥ケアを怠っているとほうれい線ができやすくなるだけでなく、戻りにくくなります。
2.表情筋が衰えている
無理なダイエットによる栄養不足で、顔の筋肉が衰えると20代でもほうれい線はくっきり目立つこともあります。
でも顔の筋肉が衰えているかどうかは、自分では分からないですよね。
顔の筋肉が衰えているかどうかは、
・無意識に口が開いていないか
・鼻と上唇の間にペンを挟み、そのままペンを落とさずに口を横に広げられるか
・口角を片方上げ、5秒間そのまま維持することができるか
・眉を片方ずつ上げられるか
・真顔になった時に口角が下がっていないか
・笑顔を作ろうとすると顔が引きつらないか
などの項目でチェックすることができます。
顔のトレーニング方法のあるので、気になった人はやってみるとほうれい線が薄くなるかもしれません。
3.歯並びが悪い
歯並びが悪いと口の周りの筋肉に影響を与えてしまうため、ほうれい線が目立ちやす苦なることもあります。
4.下を向くことが多い
うつむく姿勢が肌のたるみを進行させ、ほうれい線が深くなる原因になります。
スマホの使いすぎは下を向く時間を長くさせ、肩こりや体が固まるなどのダメージを起こしやすくするので気をつけましょう。
5.片側でものを食べ、その方向がいつも一緒
食事をするとき、噛んでいる方の筋肉ばかりが鍛えられてしまいます。
使わない方の筋肉が徐々に衰え、ほうれい線が深います。
両方のバランス良く噛むこと心がけるといいですね。
ほうれい線ができやすい骨格や肉付きの特徴は４つあります。
6.丸顔
7.頬骨の位置が高い
8.頬中央の骨の位置が低い
9.口元が少し前にでている人
6.丸顔
丸顔の人は顔の脂肪が多く、重力で下に落ちやすい傾向があるので、ほうれい線ができやすくなります。
7.頬骨の位置が高い
頬骨の位置が高い場合は、ほうれい線ができる口周りの部分と頬骨の高さの差が大きくなるので、ほうれい線が目立ちやすくなってしまうのです。
8.頬中央の骨の位置が低い
頬骨の位置が高い場合は、ほうれい線ができる口周りの部分と頬骨の高さの差が大きくなるため、ほうれい線が目立ちやすくなってしまうのです。
9.口元が少し前にでている人
口元が前に出ていると肌が引っ張られてしまいます。
口を開けている時は肌が縮むため、肌の伸縮の繰り返しでほうれい線ができやすくなります。
骨格や肉付きは変えることはできません。
そしてこういった骨格を持つ人は、アジア人に非常に多くいます。
もし当てはまっても「自分を知ることができた」と前向きにとらえて、生活習慣で頑張りましょう！
ほうれい線をなくす・絶対消える方法はある？
ほうれい線をなくす・絶対消えるという方法は残念ですが、ありません。
ただ表情筋を鍛えることでやツボ押し、マッサージなどで「なくし続けること」はできます。
ほうれい線をケアするには口の周りの表情筋を鍛えることが重要です。
おすすめのトレーニングを２つ紹介します。
1.頬をふくらましてほうれい線を伸ばすトレーニング
口の中にたっぷり空気を入れて風船のように頬が丸くなるように膨らませます。
その後、口の中にためた空気を左頬、右頬、上唇と上前歯の間、下唇と下前歯の間、と空気を移動。
口周りの皮膚がストレッチされるのを感じながらそれぞれ5秒ずつキープを2～3回繰り返します。
2.あいうえお体操
顔全体で「あいうえお」の発音をします。それぞれ5秒ずつ表情をキープしましょう。
「あ」は口全体を大きく開くきます。目も大きく見開くと眼輪筋もトレーニングにもなりますが、額にしわが寄らないように注意。
「い」口を真横にしっかりと引きのばし、「う」口をすぼめ、口周りや顎（あご）の筋肉を前方へ突き出します。
「え」しっかりと横に開き口角を上げ、笑顔になるように、「お」口を縦に大きく開き、ほうれい線をのばすイメージで行います。
それぞれ5秒ずつ表情をキープしましょう。
どちらも1日1回でいいので、毎日続けることが大切です。
ほうれい線を目立ちにくくする「ツボ」を刺激する方法もあります。
「こりょう」は小鼻の下の少し外側にあるツボで、真っすぐ前を向いたときの黒目の真下にの部分です。若返りのツボともいわれています。
小鼻から口角を結んだ線上の真ん中あたりにあるツボ「さんしょう」は、口輪筋、口角挙筋、小頬骨筋頬がある部分です。
「げいこう」は小鼻の横にあるツボで、老廃物の排出を促す効果があります。
「ちそう」は口角の横にあり、ほうれい線が交わる部分にあります。刺激すると食欲をコントロールする効果も期待できます。
ツボ押しも強く押したり何回も押したりすれば効果が上がるというものではありませんので、1日1回程度が目安です。
お風呂上りなど血行が良い状態の時に、指の腹を使って適度な力で押します。
メイクで目立たなくすることは、ほうれい線が気になりはじめる初期段階では可能です。
コンシーラーを使用します。自分自身の肌と同じ色でのびがいいテクスチャーのコンシーラーを使います。
固いタイプはよれてほうれい線に埋まってしまうことがあるので、リキッドやクリームタイプなどの柔らかいものがベターです。
コンシーラーはほうれい線から斜め上に向かって本引き、指の腹で斜め上方向にトントンと軽くたたきながらなじませます。
仕上げにパウダーファンデ、フェイスパウダーなどを軽くのせます。
まずはメイクで目立たなくする方法を試してみるといいですね。
その上でマッサージや表情筋トレーニング、ツボ押しなど自分に合う方法でケアしていくと、目立ちにくくなります。
ほうれい線を一瞬で消すクリームはある？おすすめのクリームはこちら！
コスメの効果だけでほうれい線を目立たなくするのは難しいのです。
でも表情筋トレーニングやマッサージ、ツボ押しと併せて使用すれば、効果は格段に変わります。
ほうれい線ケアでもっとも重要なのは保湿です。
クリームはしっかりうるおい補給できる、保湿力の高いものを選びましょう。
保湿力が高いのは「ヒアルロン酸」「コラーゲン」「セラミド」などのうるおい成分。
「スクワラン」「シア脂」などのオイルが配合されていると、さらに濃厚な保湿感が得られます。
ハリ感を促す成分は「ナイアシンアミド」「ペプチド」「レチノール」「ビタミンC誘導体」などがあります。
またほうれい線の「溝」には、肌にハリと弾力をもたらすシワ改善美容液やクリームが有効です。
高機能コスメでのピンポイントケアもおすすめ。
厚労省認可のシワに効く3大成分「ニールワン・純粋レチノール・ナイアシンアミド」が配合されているものを選ぶといいです。
ほうれい線ケアに有効な成分が配合されたクリームを紹介します。
【コスメデコルテ 】リポソーム アドバンスト リペアクリーム
50g 11,000円（税込）
アットコスメでベストコスメアワード2022 下半期クリーム新人賞、ベストコスメアワード2022 、SHOPPING ベストヒット賞 下半期新人賞 第3位、フェイスクリームランキング1位と2022年のさまざまな賞を受賞したリペアクリーム。
こうした実績を証明するのは、確かな効果です。
ナイトケアに特化した「ナイト多重層バイオリポソーム」とエモリエントオイルと融合により、睡眠中のお肌を濃密な潤いで包み込み、ハリ・ツヤ・弾力をもたらします。
夜のお手入れの最後に、パール粒2個くらいの量をのばします。
【ELIXIR】エリクシール シュペリエルエンリッチド リンクルクリームS（医薬部外品）
15g 6,380円(税込)
表皮と真皮に作用する薬用有効成分「純粋レチノール」がたっぷり配合されたクリーム。
ヒアルロン酸を生み出し、水分量を増やすことで柔軟な肌に導き、コラーゲン密度を高め、シワを改善します。
朝と夜の全てのケアのあと、気になる部分に使います。
【イニスフリー】オーキッド エンリッチド クリーム
50g 3,300円(税込)
美容大国・韓国発のファーストエイジングケアクリーム。
寒さの中で咲くオーキッドの生命力を落とし込んだエキスが、潤いを与えハリ肌へと導きます。
【エトヴォス】ETVOSバイタライジングリンクルクリーム
15g 4,950円（税込）
乾燥小ジワを目立たなくする目元・口元用クリーム。
くすみや乾きなどのエイジングサインが気になり、しかもデリケートな目元・口元をケアします。
小ジワやハリ不足、くすみに悩んでいる敏感肌におすすめです。
【グライド・エンタープライズ】LuLuLunルルルンプレシャス クリーム
80ml 1,980円（税込）
老化の仕組みに着目した厳選成分をたっぷり配合し、たるみや小じわなど複合的にエイジングに作用するコクのあるリッチなクリーム。
３層構造のゲルがオイル成分と油分をネットワーク構造の中に閉じこめ、潤いを長時間キープしてくれます。
【良品計画】無印良品 エイジングケア薬用リンクルケアクリームマスク［医薬部外品］
80g ￥1,990（税込）
SNSで話題になり、売り切れ続出のクリームマスク。
シワ改善、美白効果が期待できる「ナイアシンアミド」に加え、保湿成分もたっぷり配合されています。
ナイアシンアミドが配合されているコスメは価格が高いものが多い中、￥2,000以下で購入できるのはかなりのコスパです。
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ほうれい線に一番効果的なのは何？
ほうれい線に一番効果的なのは、リンパマッサージと毎日のスキンケアを続けることです。
即効性を求める人のために、美容のプロが行っているほうれい線のスペシャルケアを調査しました。
◯仰向けで寝てシートマスクを貼り、たるみのない状態を定着させる。
◯頭皮のスイカマッサージで頭からたるみを引き上げる。
◯目元用シートマスク、マッサージ、リフトアップ美容液の３ステップでほうれい線を消去する。
◯口の中から直接表情筋を刺激する。
どれも簡単にできるので、チャレンジしてみるといいかもしれません。
ほうれい線ができにくい骨格とは？
ほうれい線ができにくい骨格についても調べてみました。
ほうれい線は年齢に関係なく誰にでもあるものです。
特にアジア人はほうれい線ができやすい骨格の人が多く、できにくい骨格の特徴はあまり多くありません。
エラがはっきりしている人、頬骨外側が手前に張り出している人は顔がたるみにくく、ほうれい線ができにくいと言われています。
ほうれい線は笑わない人ができにくいというのは嘘？
ほうれい線の原因の一つの表情のクセがあります。
確かに笑わない人は表情クセはつかないかもしれませんが、表情筋は衰えます。
表情筋が衰えれば頬はたるみ、それによってほうれい線ができることもあります。
ほうれい線は笑わない人ができにくいというのは、嘘と言ってもいいでしょう。
もし笑わない人がほうれい線ができないとしても、そのために素敵な笑顔を封印するとしたら、それは間違いです。
ほうれい線があっても活き活きと明るい笑顔でいる人の方がずっと美しいのは、いうまでもありません。
ほうれい線の解決策もたくさん紹介されているにもかかわらず、悩んでいる人は多くいます。
一度刻まれてしまうと、なかなか手強い相手だからでしょう。
でもマッサージとスキンケアを毎日続けることで、悩みを解消することができます。
実年齢より老けて見えるというのは、少し残念です。
「すべてきれいに消える」をイメージするのではなく、少しずつ薄くして若々しい印象を取り戻すという気長なスタンスでケアをしていくと効果を感じる時は必ず訪れますよ！